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2012年 09月 27日
2時間弱でベルリンに到着。1948年のベルリン封鎖に対抗すべく僅か49日間で建設された滑走路がベルリン・テーゲル国際空港の発祥。東西冷戦時代には米英仏3カ国の航空機だけが発着可能で、この空港を通じて西ベルリンに援助物資が送られた。まさに20世紀ドイツ史を見守ってきた空港。建物はかなり古ぼけているけれど、実に味がある。現在建設中の新空港が開港した後は閉鎖されてしまうとのこと。ぎりぎりで訪れることができて良かった。
それにしても、ベルリンの壁も一夜で築かれたそうだし(あのコンクリートの壁を一夜で作ったのかと思ったら、当初は有刺鉄線で囲っただけだったらしい)、ドイツ人は本当に機動力に優れている。 パリからの飛行機は、メインの六角形ビルディングの脇におまけのようにくっついているターミナルDに到着。シェンゲン域内の便はショボい施設でいいってこと?とアンゲラ(ベルリン在住)に一筆啓上したくなる。 ドイツといえばルフトハンザを思い浮かべてしまうけれど、テーゲル空港で一番目についたのはエア・ベルリン。そういえば連邦制だし、ベルリンはやはりエア・ベルリンだよね。などと思いつつ、ついでにルフトハンザについて調べてみたら本社はケルンだった。何となくフランクフルトが本拠地というイメージを持っていた。 レトロ塗装のLHが駐機していた。歴史を感じるこの空港にぴったり、と思ったけれど、冷戦時代にルフト機はベルリンに乗り入れ不可能だった。 日本でもANAのモヒカン・ジェットが飛んでいる(いた)けれど、飛行機のレトロ塗装ブームは欧州から始まったらしい。 空港から市内までの交通について予習が不十分だったので、到着後に少々戸惑った。今回の旅のテーマは「華麗なるクラシック音楽紀行」だったので、これまた華麗にタクシーで乗り付ければいいのだけど、つい慎ましくなりバスを選択。旅の醍醐味は公共交通に限るし☆ ガイドブックと路線バスの案内版を付け合わせながら、しばし目的地までのバス番号を確認。バス停は目の前だった。市内までは2.40ユーロ。いい国だワ ♡ 途中、ベルリン中央駅の前を通る。ガラス張りの美しい建築。 I love DB (Deutsche Bank) !
by losange_jp
| 2012-09-27 02:54
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