仕事の自転車操業サイクルから解放され、久しぶりに心穏やかな週末。今日はお天気も穏やかで絶好の衣替え日和。しかし先週半ばに都心方面に出かけたら現在絶賛大流行中の風邪を貰ってきてしまい、ここ数日鼻から喉にかけてとんでもないことになっているので、今日は体力温存に専念。
今年も何度か演奏会に足を運んだので、ぽちぽちと振り返ってみようと思う。
6月はこちら。
ベートーベンの交響曲を管楽器中心のアンサンブルで演奏するという試みに興味を引かれ、さらに大好きな会場だし・・・ということでいそいそと出かけた。
演奏会は日が高いうちより日の入り後のほうがしっくりくるので、夜の部へ。ここのホールは今まで「かぶりつき」の席をとることが多かったけれど、今回は音響面でのバランスを考えて比較的前方寄りかつ中央の席を選んでみた。場内は前方から後方に向かって緩やかな傾斜がついていて、さらに前方から5列目以降は前の座席と入れ違いになるように席が配置されているので、ステージを眺めるうえでストレスが少ない。
そいういえば昨年、サントリーホールのブルーローズ(小ホール)に某演奏会を聴きに行ったときは、申込みがぎりぎりで後ろから数列目の席だったのだけど、床がフラットで満員御礼だったため、人の頭でステージが全く見えなかった。演奏会って音を聞くのも大切だけど視覚も重要なのではないかしら。あれではブルーローズどころか暗黒大陸。大入りが見込まれる場合は、後ろのほうには段差を設けるなど何らかの対策が必要だと思う。
で、こちらの演奏会。管楽器だけのアンサンブルでも交響曲を十分にカバーできるんだ~という新鮮な感動。リストがピアノ一台バージョンに編曲しちまっているくらいだし、当然か…。唯一の弦楽器コントラバスはリズムを刻むのが主たるミッションのようだった。後で調べたら吹奏楽の構成楽器にもなっているのね。でも四楽章後半の畳みかけるようなうねりはやはり弦楽器群でないと出せないのかなという気もした。
近頃のクラシックコンサートには珍しく、20代の観客が多かった。楽器ケースを背負った若者も多かったので、演奏者のお弟子さんたちも少なからずいたのでしょう。