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2016年 03月 08日
バックステージツアー、前半のクライマックスは、指揮者やソリストが使う個室の楽屋見学。みんな興味津津
舞台下手にある指揮者用の(おそらく最上級の)楽屋は、赤いカーペットが敷きつめてあり、華やかな雰囲気。 ホールの設計に大きく関わっていたカラヤンの提案で、この楽屋は舞台扉から約10歩という至近距離に位置している。楽屋で高めたテンションがステージに向かう途中で下がらないように、との配慮かららしい。 特に説明は無かったけれど、洗面台もなにげに「響」の形。しかしこのコーナーのぎざぎざ、誤って転倒などしないように気を付けないと・・・。 その隣の楽屋。ソリストやコンサートマスター用かな。こちらは落ち着いた色調で、アップライトピアノが置いてある。 ホールのウェブサイトによると、個室の楽屋はこのほかにも床がフローリングのタイプのものなど(音がライブになる)、合計6部屋あるそうだ。 バックステージツアーはここで一旦休憩。客席に移動してパイプオルガンのコンサートを30分ほど鑑賞。ランチタイムのパイプオルガンコンサートは月一回開催されていて、入場無料。この日のプログラムはコンテンポラリー寄りで、少し不思議な世界を体験。 ミニコンサート終了後、ツアー再開。いよいよステージ上へ。案内役の方が冒頭のオリエンテーションの時から「皆様のステージデビュー」という表現を使っているので、参加者のほうも何だかそんな気に(笑)。 まずは舞台やパイプオルガンの特性について説明がある。 ステージは37区画に分割でき(放射状に6分割x6列+指揮者のスペースだと思う)、それぞれ段差を自由に調整できる。ちなみに世界の桧舞台ではあるけれど、床材は桧ではなくパインらしい(記憶が曖昧)。 舞台から客席を眺める。世界屈指の音響効果を誇るホール、参加者の中には実際に声を出してホールの響きを確認する人もいた。おでこのあたりから声を送っていたので、声楽の心得がある人なのでしょう。 コンサート後の客席では、スタッフが総出で座席のチェックを行っている。忘れ物等だけでなく、座席の状態なども確認しながらホールの維持管理に努めているのではないかと想像。 最後に参加者全員で歌を歌った。曲は「ドレミの唄」。気分はジュリー・アンドリュース? こうしてバックステージツアーは終了。名残り惜しさを胸に、舞台を後にする。 楽しい経験でした。
by losange_jp
| 2016-03-08 12:24
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